静土連とは?

 農業者が少しでも効率よく農業を続けられるように、農業用水路や排水路、農道の整備など、農地の生産条件を改善する事業を「土地改良事業」といいます。
 土地改良事業は「土地改良法」に基づき事業を行っています。 事業を始めるには、農家の要望に沿って、一定の評価手法による効果が確保できるように事業計画を立てていきます。また、ほ場整備(農地の区画整理)をするには、工事前の土地に対し、工事後の新たな土地(換地)を定めるため、「換地処分」という特別な法的手段を用います。
 さらに、事業で出来上がった施設は農家で組織する「土地改良区」で維持管理します。

 静岡県土地改良事業団体連合会は、これらの手続きや事業がスムーズに進められるように、農家の参画や土地改良区の設立運営、市町への技術的な仕事を お手伝いするために、法律に基づいて組織された貴重な技術を持つエキスパート集団です。更に、最近では農家支援だけでなく、 農村地域活性化のための振興施策を提案する農村振興計画や環境整備計画なども手がけています。 

なお、愛称を「水土里(みどり)ネット静岡」といいます。

 

水土里ネットについて

水土里ネット ”は、土地改良事業団体連合会と土地改良区の愛称です。
水土里ネット ”の愛称は、21世紀創造運動の一環として、土地改良区が身近で親しみやすい組織として、地域に、そして広く国民に認知してもうらうことを目的として名付けられました。

「水土里 (みどり)」ネットの意味






 

  • ・・・農業用水、地域用水など
  • ・・・土地、農地、土壌など
  •  ・・・農村空間。農家や地域住民が一体となった生活空間など

 



















豊かな自然環境、美しい景観を意味し、おいしい水、きれいな空間など清廉なイメージを表現しています。

以下のような意味合いを包含しており、将来に向けた土地改良区の役割と姿を表現しています。

 

土地改良区は、全国の40万kmに及ぶ水路等のネットワークによって農村の健全な水循環を形成し、農地を潤すことにより、安全で安心な「食」と「農」の基盤づくりを担うとともに、これが国民共有の財産である美しい農村の基礎ともなっているとの役割を地域及び国民にアピール。

人、物、情報のつながりにより、農家のみならず、地域住民や都市住民と連携(ネットワーク)して、「水」、「土」、「里」を創造し、都市と農村の共生対流を促進。

農村で発生する有機性資源(集落排水汚泥等)の農地への還元など、廃棄物のリサイクルによる資源循環を通じ、循環型社会の構築に取り組む。