農業者が少しでも効率よく農業を続けられるように、農業用水路や排水路、農道の整備など、農地の生産条件を改善する事業を「土地改良事業」といいます。
土地改良事業は「土地改良法」に基づき事業を行っています。 事業を始めるには、農家の要望に沿って、一定の評価手法による効果が確保できるように事業計画を立てていきます。また、ほ場整備(農地の区画整理)をするには、工事前の土地に対し、工事後の新たな土地(換地)を定めるため、「換地処分」という特別な法的手段を用います。
さらに、事業で出来上がった施設は農家で組織する「土地改良区」で維持管理します。
静岡県土地改良事業団体連合会は、これらの手続きや事業がスムーズに進められるように、農家の参画や土地改良区の設立運営、市町への技術的な仕事を お手伝いするために、法律に基づいて組織された貴重な技術を持つエキスパート集団です。更に、最近では農家支援だけでなく、 農村地域活性化のための振興施策を提案する農村振興計画や環境整備計画なども手がけています。
なお、愛称を「水土里(みどり)ネット静岡」といいます。